今回は中途採用の筆記試験について書きたいと思います。
試験対策や気になる中身についても書いていますので、これから転職しようとする人はぜひ見てください。
ちなみに今回はかなり長文になってしまいました。
目次
- 筆記試験って難しいの!?簡単なの!?
- 筆記試験の対策と内容
- 全部は勉強するのは時間の無駄!?
- ことわざや慣用句も出題されることが多い!?
- 問題は社会科学などの雑学!?範囲が広すぎる!?
- そもそも筆記試験の結果って重要なの!?
筆記試験って難しいの!?簡単なの!?
筆記試験は多くは面接の際に行われたりします。
ちなみにマークシート式よりも直接回答欄に答えを書く記述式が多いです。
この筆記試験という言葉に過度にビビってしまう人もいますが、そこまで心配する必要はありません。
それはなぜかというと、私も何度か受けたことがありますが、ものすごく難しいような内容はほとんど出ないからです。
かといって、簡単すぎるわけでもありません。
もちろん、応募する企業のレベルや職種などによっても異なります。
それでも、おおよそのところ以下のようなイメージとなると思います。
全体の8割は普通、あるいわ簡単な問題、残りの2割は難しめの問題というパターンが多いです。
ちなみに私の場合はほとんど、有名ではない中小企業で受けました。
そのせいか、いわゆるSPIと呼ばれるようなテストは一回もありませんでした。
大企業などではこのSPIを利用しているところも多いみたいです。
SPIについてはこちらの記事をご覧になってください。
筆記試験の対策と内容
私がこれまで受けてきた筆記試験は企業オリジナルのテストです。
どんな内容が出て、どんな対策ができるのか?
オリジナルな問題である以上、市販の問題集なんかもなく、対策なんてできないのではと思われる方が多いでしょう。
どんな内容が出題されるのかは、その企業によってさまざまです。
こうなってくると、やっぱり対策しようがないじゃないかと言いたくなると思いますが、実は対策可能な分野が二つあります。
対策可能な科目
それは漢字の読み書きと、計算問題です。
これらは鉄板と呼ばれるくらい、出題されます。
つまり、この2つの分野、特に漢字の読み書きは対策可能なのです。
ではそれぞれどんな内容でどんなレベルが出題されるのか具体的に見ていきましょう。
漢字の読み書きって、どんな内容、レベルは!?
漢字の読み書きはこれまで受けてきた会社では必ず出てきました。
そして、どの会社でもこれが一番重要視される科目だと思います。
なぜならば、漢字というのはすべての業務で必要とされるからです。
作成する書類や伝票もそうですが、配布される書類も漢字で書かれているからです。
読めなければ伝わるものも伝わらなくなります。
それでは困るので、ある程度の読み書き能力は必須というわけです。
当たり前ですが、それだけ、社会人にとって、漢字は重要な知識ということです。
なので、しっかりと対策しましょう。
必ず出題されるものを対策しないは正直勿体ない以外の何ものでもありません。
ちなみにあくまで体感ですが、漢字検定レベルで言ったら、3級や2級レベルくらいだと思います。
また、熟語の読み書きだけではなく、四字熟語の読みなども出ることもあります。
その為、いっそのこと、暇なときにでも漢字検定を受けるなどしておくといいかもしれません。
また後述しますが、漢字検定は筆記試験の有効な対策の一つだと思います。
計算問題のレベルは!?対策は!?
次に計算問題についてです。
どんな問題が出題されたかというと、計算問題に関しては、数学というレベルのようなものは少なく、小学生までに習うような計算問題が出題されます。
例えば、少数の掛け算だとか、分数の掛け算、ルートの掛け算などが出題されます。
そんなの楽勝!!って思っている方も多いと思いますが、舐めてはいけません。
いくら幼いころに必死にやったといっても、何十年もたつと、忘れてしまっているからです。
なので事前にこの辺の計算は復習しておくといいでしょう。特に小数の計算なんかは忘れがちです。
あと、よく出題されるのは、○○の2割五分はいくらだみたいな割合の問題や○○の85%はいくらだみたいな百分率の問題も多いです。
原価がいくらで、利益がいくらだと、やはり商売を想定すると、こういった計算や意味も知っておく必要があるからだと思います。
これらも、やはり、漢字の読み書きなどと同様に社会人として必須の知識と言えます。
実際、社会人になって、せいぜい使うのって、整数の四則計算ですが、一応ルートくらいは練習しておいた方がいいでしょう。
ちなみにXなどの記号が含むような問題、2次方程式みたいな問題はほとんどといっていいほど出たことがありません。
一度だけ、因数分解の問題が出題されたことがありました。
もちろん、解けなかった記憶があります(笑)
ただ、こういった難問は別ですが、やはり小学生で習った計算くらいはしっかりと復習しておきましょう。
これら漢字の読み書きと計算問題は対策は可能です。
やっぱり、市販の問題集もやるべき!?
いくら企業のオリジナル問題といっても、一から問題を作っているわけではないので、何らかの問題集を参考にして人事の人が作っている可能性も高いはずです。
なので市販の問題集を買って勉強するのも、一つの手です。
ただ、時間がない場合はすべてをやる必要はないと思います。
これまで説明してきた、漢字の読み書きと計算問題は必須といえますが、その他の科目は取捨していった方が効率的です。
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それではどんな科目を優先的に勉強すればいいのか!?
全部は勉強するのは時間の無駄!?
まずは企業の筆記試験はどんな内容か知ることが大事です。
出る可能性が低いところを一生懸命にやるのも無駄うちとなってしまうからです。
私の経験だけで、語るのもなんですが、参考までに以前受けた会社の試験内容をざっと、お教えしますと、以下のような構成になります。
漢字の読み書き、社会科学など(雑学)、計算問題、言葉の意味、ざっとこんな感じです。
ちなみに、英語は今のところ出題されたことはなかったと思います。よっぽどのところじゃない限り、英語は必要ないと思います。
ただし、私の受けたところは大企業というわけでもなく、有名企業というわけでもない中小企業です。
もしかすると、企業や職種によっては英語も出題される可能性もあります。
例えば、海外との取引があるような企業ですと、英語が出題される可能性が非常に高いはずです。
英語に関しては応募する企業がどんな企業か調べて、対策するかどうか検討すればよいと思います。
ちなみに物理のような科目が出題されたこともありません。
これらの科目は、中途採用の筆記試験では出題される可能性が低い科目といえるでしょう。
新卒採用ならば出題されてもおかしくないのかもしれません。
ことわざや慣用句も出題されることが多い!?
ことわざや慣用句も漢字の読み書きのように出題が多い分野です。これもおそらく国語力を試しているからです。
そして先ほど少しふれましたが、実は漢字検定もこれら慣用句やことわざが範囲となります。
つまり、漢字検定を取得している、あるいわ勉強したことがあるという人は基本、中途採用の筆記試験に有利といえるのです。
なので、漢字に興味がある人は漢字検定を事前に受けておくといいでしょう。
そこまでする必要ないよという人は、先ほどの練習問題をしましょう。
ちなみに私は以前、漢字検定に挑戦しようとしたことがあったので多少有利だったと思います。
問題は社会科学などの雑学!?範囲が広すぎる!?
具体的には政治、経済や文学、歴史などが出題されます。
これについては一番、対策が難しいところです。
というのも範囲が広いうえに、雑学的な問題も出るからです。
本当に幅広い知識が求められます。
ここは正直、対策のしようがないといえるかもしれません。
そこまで難しい問題が出ることはないと思いますが、もし気になるということ方は先ほどの問題集などやっておけばいいと思います。
ただ時間の割には効果があんまりないと思います。
ちなみに時事なんかも出る場合がありますが、私は特にいつも対策はしません。
もちろん、ニュースなんかを見る人であれば、対策は必要ないと思います。
ちなみに私は普段ニュースなんかを見ることもないのに、時事は対策はしません。
理由は範囲が広すぎる上にニュースが嫌いだからです。
もし時間があればこれらも抑えておくといいでしょう。
まとめると試験対策する優先順位としては以下のようになります。
漢字の読み書き>計算問題>言葉の意味(ことわざ、慣用句など)>その他
これが一番私がオススメする筆記対策の優先順位です。
そもそも筆記試験の結果って重要なの!?
これまで筆記試験の内容や対策について、書いてきました。
そもそも筆記試験の結果って重要なんでしょうか?
はっきり言って、それほど重要ではありません。
特に中途採用だと、ほとんどこの結果のみで採用、不採用が決まるわけではないと思います。
私の経験でも、試験の手ごたえがあったときでも不採用になったこともありましたし、逆に筆記があんまり手応えがなかったのに、採用となったときもありました。
このことより、筆記試験は面接や職歴などとは違い、採用の判断の補助的な役割を果たしていると思います。
もちろん、言いに越したことはないと思いますし、あんまりに得点が低ければ、影響があるかもしれません。
それでも、やっぱり、大事なのは、面接やそれまでの職歴、経験、そして就職に対する意欲などが大事なんだと思います。
筆記試験の結果だけで即採用だとかは絶対ないと思います。
しかし、できることならば、対策しておくのが大事です。